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2011.07.25
行事・イベント

城下町絵図をもって水戸を歩こう!!~SUITAN版ブラタモリ~

 ブラタモリを知っていますか?タモリさんが江戸の城下町絵図をもって、昔との違いや現在に残る昔の風景をぶらぶら歩きながら発見していくNHKの番組です。今の風景が当たり前で何気なく通り過ぎていた場所に秘密が隠されていたといったことが、番組内でも紹介されており、都市の形成にも歴史の影響が必ずあるということを気がつかせてくれます。水戸市にもさまざまな江戸時代の地図(城下町絵図・町絵図)が残っています。今回、社会科では7月9日に生徒25名とともに、SUITAN版ブラタモリを実施し、普段何気なく歩いている水戸市の再発見をしてきました。

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中央にいらっしゃるのは今回の案内人(ナビゲーター)である茨城大学教育学部教授 小野寺 淳先生です。よろしくお願いします!!
水戸駅で出発前の説明を受けています。

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 先生がもっていらっしゃるのは、水戸市の城下町絵図と現在の地図を合成した地図です。小野寺先生が中心に茨城大学が、景観変遷史法という手法で作成された、で作成されたものです。この地図をもって、さぁ出発!!

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 最初は水戸駅付近にある義公(光圀)生誕地です。地図を見ながら、江戸時代の場所を確認中。
 どんな発見ができるかな!!

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水郡線が通っています。奥は水戸駅になります。谷間に線路がありますが、ここは水戸城の堀の跡です。堀が線路に利用されていたんですね。

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 現在の水戸一高は水戸城の御本所(本丸)になります。現在は薬医門が当時の名残を残しています。

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 現在の水戸二中は、彰考館があった場所です。彰考館は水戸藩が徳川光圀によってはじめられた『大日本史』の編纂をしていた場所です。

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小野寺先生の解説にメモを取りながら、熱心に聞いています。

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 茨城県庁三の丸庁舎(旧県庁舎)は1930年(昭和5年)に建設された建物です。県の機関として利用されているだけでなく、映画やドラマの撮影でも利用されています。
江戸時代のこの場所は、弘道館の一部でした。

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  はいチーズ!!

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 三の丸庁舎を出ると、第二の堀が出現!!

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  三の丸庁舎入口から水戸二高の前を通過する道が勝つてのメインストリートで、武家屋敷がありました。

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 五軒町1丁目の通りです。実はこの道が第三の堀の跡地です。

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 先ほどの道から水戸市街地のある台地の北側の坂です。駐車場になっている場所がかつての第三の堀と考えられています。
 これまでは水戸市立図書館前の道が第三の堀と考えられていましたが、小野寺先生の研究では、この場所が堀の跡とされ現在は堀の跡地として有力な場所になっています。

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えっ!!タモリさん登場!!

 タモリさんの真似をしている生徒が、いったん休憩中。

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 さぁ、再出発!!
国道50号線沿いの泉町を歩こう!!

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 泉町の国道50線沿いはかつて町屋(町人の居住地)でした。土地の区割りも武家地とは違い、細長い区割りでした。

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 国道50号線からちょっと路地を入ると、稲荷神社が出現!!
あまり知られていませんが、江戸時代から住人に大切に祀られ、この一帯を守っていたのですね。

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 気温がどんどん上昇中。小野寺先生の解説も熱をさらに帯びてきました。
 生徒もさらに熱心に聞いています。

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  大工町交差点の再開発地域です。時代が進むごとに水
戸市も変化しています。

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再開発中のこの場所は第四の堀の跡地です。白いビルと右側が崖に生えている樹木です。これまでの堀とは違いどれだけ深く掘られているかがわかりますね。

 暑い中でしたが、全員無事に最終地点まで到達しました。よく知っているはずの水戸市街に多くの発見あったことに、生徒たちはさまざまな反応をしていました。身近な地域をよく見てみると新たな発見があることを、これから意識していってほしいですね。
 熱心に解説をしていただいた小野寺先生、ありがとうございました。

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