2012.02.13
行事・イベント
言語聴覚士について知ろう(出張講義)
第1学年、特別大学進学SSコースでは、国際医療福祉大学 保健学部 言語聴覚学科の畦上恭彦先生にお越しいただき、出張講義を行いました。
畦上先生は、自らも言語聴覚士として多くの学生を相手に教鞭をとられています。
言語聴覚士(ST)とは、ことば・聞こえ・発言・食べることに問題を持つ人に対し、機能の回復・獲得を促すとともに、自立と社会参加を支援する専門職(国家資格)です。
日本では、言語聴覚士が非常に少なく、医療・介護・福祉・教育など全国の様々な施設から毎年多くの言語聴覚士が求められています。
なお、国際医療大学言語聴覚学科の就職率は毎年100% だそうです。
今回は「子供のコミュニケーションを育む言語聴覚士の役割」というテーマで講義をしていただきました。
「コミュニケーションを通して、子供は信頼関係や文化を学ぶことができます。
社会的な人との関わりがすべての学習につながるのです」と、畦上先生。
実際に、発達障害を持った子供が、言語聴覚士の指導によって、数ヶ月後には母親に自分の気持ちを伝えられるようになった映像も見せていただき、言語聴覚士の役割とその重要性を学ぶことができました。
生徒からの質問にもわかりやすく答えて下さいました。
今回の講義を聴いて、生徒からは「医療系の職業に関心が増した」「言語聴覚士になってみたい」「五体満足で生まれコミュニケーションがとれることに感謝したい」などの感想が挙がっており、医療や言語聴覚士についての知識が深まりました。